視点を変える

 いきなりの私事で恐縮ですが私の通勤路の往路と復路は別の道。同じ道を走るのは自宅からと教会からとそれぞれ数メートルくらいのものです。同じ道を往復しない理由は信号機の数の違いと時間によって異なる込み具合のため。家人は「田舎道の信号待ちがどれ程のものや」と笑いますが。

 先日用があっていつもの往路を通って帰宅しました。朝のコースを逆に走ったのです。驚いたことに初めて走る道のように感じられて結構緊張もしました。見慣れた朝の景色を逆方向から見るだけで何と新鮮なこと!健康公園のいつもの桜並木を反対に走り抜けながら映画の中にいる気分でした。そして改めて視点を変えてみることの大事さを思ったのです。

 今、連盟も連合も女性連合も、教会までもが過渡期にあります。なかなか先が見通せずに一歩出す足が怯みます。でも、ちょっと視点を変えるだけでも景色が変わって初めて見る景色が現れるかもしれない…。期待に胸が膨らみました。